すべて流れていく。私も、きっと貴女も。

大丈夫、私が貴女を助けてあげる。それと引き換えに私が失われたとしても。

例えばこの世に神が居たとして、これは彼らが定めた罪なのだろうか。
何もしていない、何もしようとしない、ただ逃げるだけ。
それしかしていないのに、何故私達は追いやられなければいけないのか。
けれど例えば、あの事が罪なのだとしたら。私はそれを受け入れよう。
それがなければ会えなかったのだし、一緒に居る事も出来なかった。
全てが忌まわしいと思えた頃もあったけど、今なら感謝したい所もある。
闇の中に光を差し込んでくれた、彼らに会えた事にどれだけ救われたかわからないくらいなのだから。
だからごめんな。どうあっても私はお前を亡くしたくないんだ。

きっと　君に会えるのをずっと待っていたんだ

どうして、とそれだけしか思い浮かばない。
何で、こうなってしまったんだろう。
どうして、君は、こんな、冷たくなってしまったんだろう。
嘆くしか出来ない日々が続いたけれど、やっと君の温かい手を取ることが出来る。
ねぇ、早く起きて、その綺麗な瞳で、俺を見てくれよ。

僕は仲介者。そして傍観者。
貴方の座ったAの向かいのH席は“夢を観賞する人”の座る席。
じゃ、“面白い夢”見させてくださいね。

例えば、輪廻というものが存在するとして。そしたらまたキミに出会えるのだろうか。
そして今度は、普通の関係で、決して常に死がつきまとうようなものではなくて。
決して、常に死を放つようなものでもなく、死を待ち望むようなものでもなく。
ただただ、普通の人生を、今度こそキミと。

あなたがわたしの伸ばす手をとって、この世界から連れ出してくれるというのなら、わたしはその手を切って、あなたを殺すでしょう。
そしてわたしはひとり、世界に残され、残り、全てを許して、許されて、許せなくて。
それでもひとり、この世界を見つめていくでしょう。

あぁ、全く嫌になるぜ。
なんだって俺はこうやってコイツと一緒に居なくちゃいけねぇんだ。俺はお前と一緒に居たいつってんのに、なんだってお前はどこか遠くへ行っちまうんだ。
あぁ、本当に全く嫌になる。お前はお前でやる事ややりたい事があるのはわかってるけどよ、俺の事を少しだって考えた事があるのかよ？
あぁ……子供みてぇにわがまま言いまくって、お前をここに縛り付けておきたいよ。

だからお前は馬鹿なんだ。そうやってすぐに怒って、そうやってすぐに悲しんで。感情なんて
捨てれば良いのだと、わたしに教えたのはお前なのに、なんでそのお前がそれを捨てきれないんだ。

こんな日々もあったのだ、と思い返してみて人知れず笑みが漏れた。
いつの日か、またそうやって二人で、一緒に過ごせる日が来るのだろうか、と。
夢物語に夢馳せて、夢の中だけでも、夢を見る。

もうきっと、この先には誰もいない。

しゃべりはったら、その首落としますえ？

先を見つめる。

紅にとけて

いつまでも負けっぱなしだと思うなよ！

届かなかった手に残るのは冷たくなった感覚だけ。

血塗られた道を行く覚悟など、とうに出来ていたはずだった。

そして今日もまた、夢を紡ぐ。

例え様も無く、只々貴方が愛しいのです。

君の為に。

あの時終わっていたハズのオレを掬い上げたのはアンタだから、今度はオレが。

ハロウィンナナさんです。背景にコチラの素材をお借りしております。

まだ幼い貴女の支えになって差し上げたかったのです。

今年も一年お世話になりました！